大事なことは特撮から教わった

仮面ライダーとスーパー戦隊と牙狼が好きなオッサンのブログです

映画『DEVILMAN』感想

アニメのデビルマンしか知らない、ろけねおです。

こんばんは。

 

巷では『DRAGON QUEST YOUR STORY』の出来が酷いと話題ですね。僕は最初から観に行く気がなかったので、別に出来の酷さは全然気にならないんですが、その酷さを語るときに引き合いだされたのが、今回観た『DEVILMAN』でございます。

日本映画の中でこれほど酷評されている映画は知りません。

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そんな映画、普通なら恐ろしくて観る気にならないのですが、『DRAGON QUEST YOUR STORY』のこととAmazonPrimeVideoにあったので、観てみることにしたのです。

わけがわからないから良い

名作との呼び声高い原作マンガの『デビルマン』ですが、

僕は読んだことがないので、この映画とどれほどの差があるのかはわかりません。ただ、原作マンガの5巻分を2時間ほどの映画に圧縮するんですから、そりゃおかしなことになるだろうと想像していました。

 

でも、想像以上にわけがわかりませんでした。

 

ただ、なぜだろう、わけが分からなくても、そうものだと受け入れてしまってました。受け入れてしまうと、むしろおかしなことが起きるほどに楽しくなってきます。辻褄の合わないことがあると、普通なら気持ち悪くなるはずなのに、この映画を観ていたときだけは、それを欲している自分がいました。

 

それはそういう映画だと初めから分かっていたから、出来たことなので、これを予備知識なく映画館で見せられた人は、どんな思いだったのだろう?

 

今が観るべきベストなタイミングなのです。

途中の形態がカッコ悪い

ストーリーだけならここまで叩かれはしなかったと思います。せめてデビルマンをカッコ良く描けていれば良いんですが、そうは行きません。

 

主人公のデビルマンには人間態とデーモン態の中間の姿があります。

 

マンガ『ONE PIECE』に出てくる悪魔の実の能力者「動物系(ゾオン)」には、「人型」と「獣型」の間に「人獣型」というのがありますが、あの感じです。『ONE PIECE』知らない人には伝わりづらくてすみません。

※ちなみにこちらその人獣型です。

ただ『ONE PIECE』の「人獣型」はカッコいいんですが、『DEVILMAN』のデーモンになりかけの姿は、ムチャクチャカッコ悪いのです。

 

それでもあくまでそれは途中経過で戦闘になると完全なるデーモンの姿になるのならまだしも、この糞ダサい中間形態で闘うことがそこそこ多いので困ります。

 

デーモンのときはCGなので、あんまり頻出すると予算が足らなくなっちゃうんでしょうか。中間形態は特殊メイクなので、一度メイクをして戦闘シーンだけを一気に撮影してしまえば良いわけですから、安上がりだったのかもしれません。

 

だとしても、もうちょっとなんとかならなかったのか、と思わせます。

 

主人公のデビルマン以上にトホホなのがシレーヌです。

ポスターではカッコいいシレーヌが描かれているので、それを期待しちゃったのですが(上に貼った2つのリンクの内下のほうに飛ぶとその姿が確認できます)、それはデーモンの姿でした。シレーヌにも人間との中間形態があり、ちょうどこのソフビを白に塗り替えた感じに仕上がってます。

 

ファッションモデルの冨永愛さんで着こなせないシレーヌの衣装、恐るべしといったところでしょうか。

芝居はこんなもん

主人公の芝居のマズさもまた問題視されていますが、それは若手俳優の芝居を「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」で散々見てきたことが効いているのでしょうか、「こんなもんだ」と思えてしまいます。

 

僕から言わせれば、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』のほうが遥かに苦痛でした。

いや、先に『ニンニンジャー』を観ていたから、これに耐えられたのかも知れません。

 

ただCGの戦闘シーンはアフレコなんでしょうけど、アフレコに関しては『ニンニンジャー』も目じゃないくらいひどい出来で、なんでこんなのでOK出したんだろう、と思うほどです。

 

いっそデーモンになったら声も変わる設定にして、アフレコの時だけプロに当ててもらえば良かったのに、と思います。予算なかったのかな?

何もかもがダメなんじゃない

ほとんどが想定内のダメさ加減で全然驚きもしませんでした。それよりも想定してなかった良いところもありました。

船木誠勝の登場

まさか船木誠勝選手が出ているとは思ってなかったので、なんか嬉しかったです。

もうちょっと出番があるともっと嬉しかったんですがね。

本田博太郎

単純に本田博太郎さんが好きなので、嬉しかったです。こちらもやっぱり出番少なめ。もっとクドい芝居を見せてもらいたかった。

染谷将太

若いキャストで最もちゃんとしていたのが、子役時代の染谷将太さんです。この人は子供の時から芝居が上手だったんだな〜唸らされます。彼が登場することで緩みきった学芸会が、やや引き締まります。

 

どうしてもこんな映画を作ってしまったのか、作った監督自身は、この映画を面白いと思えていたのか、ヒジョ〜に気になりますが、監督はすでにお亡くなりになっているので聞けません。

那須博之 - Wikipedia

那須さんの監督作品を眺めてみると、『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズは全部劇場で観てはいます。だけど、映画として面白かったかと言われると微妙です。

 

ただ、この『ビーバップ』の成功のせいで、『DEVILMAN』が作られることになってしまったとするならば、10億円という制作費を投入するだけの信用を得ていたということなら、あの頃マンガ『ビー・パップ・ハイスクール』が大好きで、実写のヒロシとトオルがカッコ良かったからと言って、面白くもない映画に、お金を払って観に行ってしまったのは、罪なことをしてしまったのかも知れませんね。

 

つまらないものは、つまらないとちゃんと評価することで、つまらない映画の量産を防ぐことができるのです。

 

逆に言えば、これを観たあとだと、大抵の映画は面白く感じられるでしょう。そういう意味では映画を観て失敗したな〜と思わないためには、この映画を観ておくというのは意味があります。

 

それではまた。

See you next time!


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